このひと月ばかりの間で、人を見かけで判断したことが3回ありました。
ひとつ目は、あるコンサルティング会社とのミーティングの後でのことでのこと。「所長、さっき見えたK社の業績はどうなんでしょうね?儲かっているのですか?」と聞いてきたのは、ペンデルのあるスタッフ。「彼はK社の役員だけどスーツがちょっとくたびれていたね?」と私。「服装は趣味や価値観の問題だからそんな見方は良くないんじゃないですか」とそのスタッフ。「うーん・・・・」と私。 ふたつ目は弊社と取引のある、ある金融関係の会社の担当者と上司二人の訪問を受けた時のこと。この上司のスーツはよれよれ。ネクタイの結び目あたりは、おそらく20年は愛用しているであろうと思われるくらい変色し、ワイシャツの襟は黄色くくすんでいました。ミーティングが始まったとたん、この上司は一人でしゃべりまくり、我々は終始無言。二日酔い気味の私にとっては地獄のような30分間でした。はたして彼の熱弁は他社ではどのように受止められているのでしょうか? そして、みっつ目。テレビで民主党の菅政権誕生の報道番組を見たときのことです。テレビには紫系のスーツを着て髪の毛を同系色に染めた中年の女性(ある大学院の教授)がゲストで出演していました。「ああこんな人だったのか」と私。というのはひと月ほど前に私は彼女が書いた本を買って読んでいたのです。「大学院の教授がよくここまで思い切ったことを書けるなあ。いい加減な評論家が書いたのではないから信用していいんだろうな。」などと思いながら読んだわけですが、一瞬にして読んだ内容を蒸発させてしまいました。その後彼女は、菅新総理が示した新政権の方針に対するコメントとして「経済成長は必要ない。消費税も増税する必要はない。増税すべきは富裕層に対する税金だ」などと言っていました。毎年何十兆円もの富裕税を取るつもりなのでしょうか? 「人を見かけで判断していけない。」とは子供のころからさんざん聞かされてきた言葉です。一方、「男は40過ぎたら自分の顔に責任を持て!」とも。人相の悪い人と一緒に仕事するよりも、なるべくなら見かけ上も紳士的な人と一緒に組みたいというのが私の本音です。 皆さんはいかがですか?
by shimo_pendel
| 2010-06-08 09:30
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